佐賀県立佐賀西高等学校
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TOP>学校案内>学校評価>平成17年度 学校評価結果
学校評価
平成18年度 佐賀県立佐賀西高等学校 学校評価計画表

1 学校教育目標
 創立以来130年にわたる歴史を有する本校の校是である「質実剛健」、「鍛身養志」のもと生徒一人一人が教職員並びに生徒相互間に敬愛と信頼を中心とした好ましい人間関係を築き、「熱き心(若々しい情熱)」・「寛き心(思いやりの心)」・「毅き心(チャレンジ精神)」を醸成し、高い知性と広い視野を持ち、社会に貢献できる心身共に健全な人間の育成を目指す。


2 学校経営ビジョン
生徒・保護者・県民のニーズを正確に把握し、それに応える教育の実践に努める。
教職員の意識の高揚に努めるとともに、トップダウンとボトムアップのバランスを常に意した学校経営を行う。


3 本年度の重点目標
 6万余の卒業生によって築かれた歴史と伝統を継承し「学力向上」を第一義とし、「事上磨練」の気概で「すべてに燃え、より高きに挑戦」する佐賀西高等学校生を育成するため、特に次の三点に力を入れる。
・学力向上と高いレベルの進路保障
・あいさつの励行
・部活終了7時、下校完了7時半の完全遵守


4 前年度の成果と課題
 進路保障については、2年連続して高いレベルで達成することができた。これは、教科指導、進路指導、生徒指導を柱とした指導体制を強化した効果の現れと考えられる。これらの指導を全職員の共通理解のもと、さらに継続発展させることが今後の課題である。


5 総括表
領域
評価項目
評価の観点
具体的目標
具体的方策
評 価
成果と課題
学校運営 学校経営方針 ・本年度の重点目標を周知させることができたか。 ・重点目標を知っている保護者の割合を70%以上にする。 ・PTA総会、学校だより、保護者会、本校HPを通して周知を図る。
・重点目標の取組みについては、本校の熱意・意欲を69%の保護者、79%の生徒が高く評価をしている。
・重点目標については、繰り返し同じ表現で示す必要がある。
広報活動 ・保護者への情報提供は十分にできたか。 ・学校の諸活動についての情報を保護者に提供し、周知を図る。
・学校開放週間の来訪者数を50人以上にする。
・学校便り「西高だより」を2ヶ月に1回発行すると共に、ホームページに掲載する。
・各種行事の情報は、事前に提供できた。
・学校開放については、希望者100名超に対し、実際の来場者は39名。今後、アピール方法を工夫する。
学校事務 ・経費の節約はできたか。 ・光熱水費を前年比5%減とする。 ・生徒の協力を得て、教室やトイレの不在時の消灯に努める。
・前年比7%を達成。
・空調の節電はできたが、教室・トイレの節電・節水は今一歩である。
職員の指導
力向上
・難関大の入試傾向やレベルに精通し、授業に活かすことができたか。
・密度の高い授業ができたか。
・二次対策指導、特に難関大学への教科指導ができるところまで全職員の指導力を高める。
・授業に対する生徒の満足度を掌握し、満足度の数値の向上を目指す。
・難関大学の入試問題を徹底的に研究して、研究レポートとしてまとめる。
・職員相互の授業参観により、授業の質を向上させる。
・授業満足度調査を実施する。
・教師用シラバスを作成し、教科研修会を開いて共通理解を深める。
・取組みは良くできている。しかし、全職員が難関大学に対する十分な指導力を持つまでには至っていない。
・公開授業のあり方については、授業満足度調査と関連させることを検討する。
・教師用シラバスを完成させて教科研修会で周知徹底する。
職員の資質向上 ・小論文研究を柱にした進路指導の趣旨が十分に理解できたか。
・難関大学に関する基本情報を共有できたか。
・小論文研究の趣旨を生徒に十分に理解させることができたか。
・難関大学受験者を増やす。各学年とも東大24 人、九大160人を目指す。
・小論文研究指導についての校内研修を実施する。
・難関大学研修会を開く。
・小論文研究についての職員の知識が深まり、共通理解ができてきた。
・研修会の内容は良かったが今後それをどう活かすか、趣旨の徹底が必要。
・難関大学希望者数はここ数年増加してきており、目標に近づきつつある。
教育活動 学力向上 ・六高連における学力の位置
・全国模試における偏差値
・上位者度数
・各教科偏差値および上位層の比較において、六高連の3位以内を目指す。 ・教科のシラバスを充実せ、3年間を見通した学習指導を進める。
・学力や進路に即応したクラス編成をして、早めに実践指導を実施する。
・進路別クラス編成を最大限に活かすための共通理解が十分ではなかった。来年度に向けてはこの点に力を入れ、十分な準備のもとで指導を進める。
進路指導 ・大学合格者数
・将来のなりたい自分や生き方を見いだすことができたか。
・現役合格者数で東大5、九大40をはじめ、国公立大学200 名を目指す。
・なりたい職業、行きたい学部学科を見いだした生徒が 70%以上を目指す。
・生徒対象に大学別学習説明会を実施する。また進路検討会・学力検討会を充実させる。
・職業研究、職場訪問、学部学科 研究、オープンキャンパスの実施。
・小論文研究の充実。
・目標数値まではあと一歩であったが、医学部合格者が 大幅に増えるなど、質的には満足できるレベルであった。なりたい職業、行きたい学部学科を見いだした生徒が90 %を超えた。
家庭学習 ・家庭学習時間を十分に確保できたか。
・先の展望を与え、主体性や意欲を高めることができたか。
・家庭学習時間を3時間以上。
(前年同期比プラス30分)
・家庭学習時間調査を年4回実施、その都度、生徒面談で指導する。
・家庭学習の時間の平均は各学年とも3時間に達した。
・面談の内容は事前に十分準備ができており、生徒にとって非常に役に立つものとなっている。
生徒指導 ・基本的な社会性を身につけさせることができたか。
・交通安全意識を高めることができたか。
・挨拶を全校生徒が行う。
・雨天時における自転車の傘さし運転をなくす。
・教職員が率先して挨拶の大切さ を朝礼、部活動で指導する。
・ 雨天時に登校指導を行い、徹底して雨合羽着用の指導を行う。
・生徒・保護者に雨合羽の所持を呼びかける。
・挨拶はよくできており、外来者からも好評である。
・傘さし運転は減少しつつある。今後も継続的な指導が必要である。
・交通マナーは向上しつつある。
環境美化 ・教室が学習環境としてふさわしく整美されているか。 ・各教室を、常時整理整頓がなされ、かつ清掃の行き届いた状態にする。 ・平日の清掃にきちんと取り組むと共に、学期に1回教室掃除徹底週間を設ける。
・具体的な点検項目を設け保健委員で点検する。
・「教室掃除徹底週間」の設 定は生徒の意識付けに効果があり、教室はよく整美されてきた。
・平常の清掃への取組は今一歩である。
読書指導 ・読書習慣を育成することができたか。 ・図書館からの貸出総冊数を、前年度比5%増とする。 ・新着図書案内を充実させる。
・朝の10分間読書を、より定着させることで図書館の利用を促進する。
・前年度の一人あたりの貸出冊数平均1.7冊から今年度 は2.0冊に増加し目標の5%増は達成できた。
・貸し出される本の質的向上が課題である。
保健指導 ・欠席数・遅刻者数を減少させることができたか。 ・1日当たり、各学年の欠席者数を10名以内。 ・欠席・遅刻の多い生徒及び保護者との面談を計画的に実施する。
・1日10名を越える日は、冬場を中心に各学年とも30日程度と多かった。
・保護者との面談は学期に1回実施した。
生徒用シラバスの充実 ・効果的かつ実践的なシラバスを作成することができたか。 ・各学年の節目節目での模試成績が上位者数1割増・平均偏差値1アップ。 ・すでに作成したシラバスの問題点を検討し、より成果があがるものに一新し、授業で実践する。
・シラバスは充実してきた。
・今後、シラバスを生徒にどう活用させるかが課題である。
特定課題 授業でのIT活用 ・授業でのパソコン活用はできたか。 ・全教員がパソコンを活用した公開授業を実施する。 ・パソコンのパワーポイント講習会を実施して技術を高める。
・パソコンを活用した授業は全員が実施することができた。
長期欠席・不登校傾向の生徒に対する学習指 ・生徒の実態にあった学習支援ができたか。 ・生徒一人一人に対して、各教科の履修と修得が認定できるレベルまで指導する。 ・教科書自学等の課題や、その確認のテスト等可能な方法で、長期にわたる指導を計画的に実施する。
・保健室・教育相談と連携して、計画的に実態に応じた指導ができた。
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6 総合評価
 現在、本校生の学習状況、生活状況は非常に良い状態にあり、落ち着いて学業・部活動等に集中できる雰囲気にある。教職員も学業指導に集中できる環境が整い、大学進学状況もここ数年間順調に伸びてきている。
 本校は、教育目標や重点目標の達成を通して、生徒を心身共に健全に育成すると共に、最終的には、生徒・保護者が「来て良かった学校、遣って良かった学校」と思う学校でありたいと考えている。そのようになり得ているかどうかを知るための一つのバロメーターとして、本校は独自にアンケートを実施したが、次のような結果が出ている。(抜粋)

(問)今年度の重点目標(進路保障・文武両道・挨拶の励行)について、本校の取組みの熱意や意欲をどのように評価しますか。
   保護者評価  3.8   生徒評価  4.1
(問)本校に入学して(入学させて)良かったと思いますか。
   保護者評価  4.1   生徒評価  3.9

これらのアンケート結果や、総括表の各項目の評価、また本校の全体的状況から判断して、総合的には一応の成果は達成できたものと評価している。
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7 次年度への課題・改善策
(1)本校は、第一の重点目標である学力向上と、それに伴う進路保障に最大のエネルギーをかけている。このエネルギーが無駄なく効率よく活用されているかどうかに留意し、検証していく必要がある。この点については、本校では、これまで数年間をかけて本校独自の指導システムを構築し、各年度ごとの実績をもとに検証し改善を重ねている。また、三年間かけて小論文指導計画を完成させ、内面からの生徒の意識向上を図っている。さらに、三年間を見通した綿密な指導計画を作成し、難関大学に対応できる水準の授業を展開している。その結果当面の目標数値はほぼ達成できるまでになった。しかしながら、より高いレベルの進学実績を達成するためには、長期的な視点で指導システムの再点検・整備をする必要がある。
そのため次のような方向性をもって今後さらに創意工夫を重ねていく方針である。
2年次からの習熟度別クラス編成を見直し、志望校別クラス編成とする。その理由として生徒の意欲をより高めるため、及び出口を見据えた逆算的指導計画を、より機能しやすい形で運用できるようにするためである。このクラス編成を最大限に生かすため、従来の学年指導、担任指導、教科指導のあり方それぞれを再点検し、より効果を高めるためにはどうしたらよいか、生徒の意欲をより高めるためにはどうしたらよいかという観点から今後の指導のあり方を十分に検討し、一層の共通理解を図って行く。また、本校の弱点教科についても指導計画を見直し、また教師用シラバスの完成に向けて取組みを進めている。さらに、校内実力考査を学力向上のために不可欠なものとして明確に位置づけ、それを頂点とした本校独自の指導計画の作成についても検討する必要がある。これらのことを検討する中心的な場として新たに学力向上対策委員会を立ち上げ、今年度中の策定を目指している。

(2)本校生は、将来、県内はもちろん国内外のいろいろな分野でリーダーとして活躍することが期待される。そういう人材として育成するために勉学だけに偏らない幅広くまた骨太の人格形成を目指している。そのための方策として部活動の奨励はもちろんのこと、生活指導、読書指導、保健指導、環境美化指導に力を入れている。
 ・生活指導面では、校内での挨拶の励行が向上してきた。担任、部活動参与が中心となっての尽力した結果である。一方、交通安全のための雨合羽指導については、指導期間中はかなり着用するが、しばらくするとまた元に戻るという悪循環が見られた。今後、自他の生命尊重教育も視野に入れ交通マナーの向上指導を含め、保護者との協力態勢を構築していくことで前進を目指したい。
 ・読書指導については、学校図書館部や担任の指導により急速に定着してきた。取組み状況も真面目である。これまでは、基本的に本の選択については生徒の自由意志であった。そのため、高校生の読書としてレベル的にふさわしいものばかりとは必ずしも言えないものもある。今後も自由意志による本の選択という方針は継続するが、本の質、内容については、より高いものに目を開くように指導を加えて、向上させるようにしたい。
 ・保健指導に関することでは、遅刻・欠席の数を減らすことが課題である。夜遅くまでの学習や早朝の登校が影響しているものと考えられる。これには、食育の面からの指導も図り日常の体調管理、規則的生活習慣の定着、部活動の休養日設定なども考慮し、保健だより・後援会総会などで保護者にも協力を呼びかけ向上を目指して取り組む。
 ・環境美化指導については、全員掃除への取組み状況が以前よりも、かなり良くなってきた。また、黒板の溝や後ろの棚の整理など教室の環境を整えようとする意識も高まってきた。しかしながら、特に廊下、トイレなど教室以外での清掃が不十分であり、徹底できていない。今後、さらに生徒の環境美化に対する意識を高めながら、ゴミを出さないまたゴミを持ち帰る指導、節水節電の指導なども検討して、校内の隅々まで美化と環境教育が徹底するようにしたい。
 ・ここ数年、週5日制になって授業時間を確保することが最優先となり、時間的にも精神的にも余裕がなくなりがちである。その結果、心を豊かにする機会、たとえば優れた芸術や文化に触れたり、第一線で活躍する方の講話を聞いたりすることが少なくなってきたように思われる。創立130周年を契機として、今後、創立記念日などに積極的に情操教育の機会を設定したいと考えている。
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