全国学力・学習状況調査について                                                                    金泉中学校 数学科

『活用する力』に課題

[設問における本校の特徴:全国平均に比べて]

○数学A(主として知識)

学習指導要領の領域では,全てにおいて,全国の正答率をやや下回っていました。すべての設問に対しての無答率が全国よりも低く,数学に対しての苦手意識はあるものの解答する意欲がうかがえました。

・「数と式」領域においては,指数を含む正の数と負の数の計算の正答率が,全国を大きく上回っていました。

正答率84.2 (全国平均71.4)

 1(3) 2×(−3

しかし,一元一次方程式や連立方程式を解く問題の正答率は,全国を大きく下回り,6割程度にとどまっています。また,文字式の意味を具体的な事象と関連づけて読み取る問題の正答率も2割程度低く,全国を大きく下回っていました。

・図形領域においては,点対称な図形の作図や面に対して垂直な辺を選ぶ問題の正答率が全国を大きく下回っていました。1年生の学習内容である平面図形や空間図形にある程度時間をかけて指導できるようなカリキュラムの見直しを行い,観察・操作・実験などの数学的活動を取り入れた授業を工夫し,図形に関する知識・理解を深めさせたいと思います。

・数量関係においては,直線のグラフを選ぶ問題は,全国を大きく上回っていました。反比例の関係になるものを選んだり,グラフを選んだりする設問は全国を大きく下回っていました。

○数学B(主として活用)

 学習指導要領の領域では,全てにおいて,全国の正答率を大きく下回っていました。

・全国と比較して差が顕著なものを挙げます。
(2)上腕骨の長さの差が4cmのとき,身長の差を式で用いて推定する  正答率29.8(全国平均48.1
(1)82と,82の十の位の数と一の位の数をいれかえた数との和を式で表す正答率61.4(全国平均76.2

(2)釘の全体の重さが分かっているとき,釘の本数を求めるために調べるものを選び,本数を求める方法を説明する                        正答率24.6(全国平均50.9

(3)男性の場合と女性の場合で,上腕骨の長さの差が等しいとき,身長の差が大きくなる方を選び,その理由を説明する                     正答率8.8(全国平均18.5

 言葉で表された式の特徴から数学的な意味を考え,事象を式の意味に即して解釈したり,結果を数学的な表現を用いて説明したりすることを苦手としているので,学びあう場面を授業の中で設定し,読み取る力や表現力の向上を目指したいと思います。

全国学力・学習状況調査について                 金泉中学校 国語科
        活用能力の育成に力を入れます!
4月に行われた全国学力・学習状況調査での本校の結果をお知らせします。

[設問における本校の特徴:全国平均に比べて]
 ○国語A(主として知識を問う問題)
・漢字の読みはほぼ安定しているものの、(全3問の平均が1.1ポイント↑)、漢字の書きについては問によってばらつきがあり、全体的には下回 っています。(全3問の平均が6.3ポイント↓)
例:一定の温度をタモつ       正答率84.2(全国平均83.5)
富士山をハイケイに写真をとる  正答率68.4(全国平均74.7)
・語彙力についても、敬語はやや上回っているのに対して(設問6三カ 2.9ポイント↑)
  慣用句については大きく下回りました。(設問6三オ 22.1ポイント↓)
・「読むこと」については定着率が低いと出ています。(5.3ポイント↓)
・「話す・聞く」については[インタビューの質問を書く]面がやや上回っています。
(設問4二が3.4ポイント↑)


○国語B(主として活用する力を問う問題)
・登場人物の関係を適切にあらわしている組み合わせを選択する設問は、全国平均79.0に対し本校80.7と上回りました。
・全国平均との差を、国語A全体と比べると3.7ポイント↓ということで、活用能力に劣るという結果になりました。


全体における本校の特徴
・国語A・B共に全国平均を下回っています。
・無回答率0%が30問中10問になるなど、全体的に無回答率が低いという結果が出ました。
[結果からの考察及び今後につなげて]
 ○ NRT検査等によるとこの学年は、テストごとに教科の平均点が上がったり下がったりしており、英語が常に平均を上回る以外は特に得意・不得意教科というものはなく推移してきています。国語科の学習に対しても特に苦手意識は高くありませんが、授業中の真剣さや理解力に対して、テストに現れる定着率が低いという印象がありました。そのために教員の指導法の工夫・改善はもちろんですが、家庭学習による反復学習の習慣作りが必要でした。漢字の習得や語彙力広げの他にも、日々の予習復習を促す指導を行ってきましたが、その定着には未だ個人差があり、平均点としては伸び悩んでいる面がありました。そこで、授業の中で、変化のある繰り返しを意識して反復学習を試みています。
今回の結果を受け、活用能力に劣る点について、基礎・基本の力のみならず、非テキスト型の学習も取り入れながら、幅広い国語学習に力を入れたいと思います。
 ○「生徒質問紙」の設問18における読書時間の調査で本校は「全くしない」が半数以上を占め、県、全国平均をかなり上回っています。 こ れは、読書習慣が身に付いていないことを示しており、長文を苦手にすることにもつながっているようです。学校・家庭を問わず読書タイムの設定が必要と思われます。