☆長時間の学習時間を確保 08.10.28
~主体性・計画性・現状認識に課題も!
(物事の考え方)
◦難しいことでも失敗をおそれないで挑戦するが47.4%と県に比べ15%下回る。また、体の不自由な人やお年寄りや困っている人の手助けをしたのは29.8%と県を11%下回る。
◦いじめはどんな理由があってもいけないことと断言して思うのは50.9%と県を16%下回る。また、人の役に立つ人間になりたいはと断言するのは54.4%と県を9%下回る。両項目共どちらかといえばそう思うを合わせると県並みになる。前記のような断定を避ける傾向がここにも見られる。
全体的に自らの行動を決める際、多くの経験を積んでいこうとする積極性に欠ける傾向がある。
(生活習慣)
◦月~金で1日あたりのテレビ・ビデオ等の視聴時間が3時間以上の生徒が45.6%と県を6%上回り、テレビゲームを2時間以上の生徒が28.1%と県を13%上回っている。 これらの理由により、家の手伝いをしている生徒が49.2%と県を13%下回ったり、1日あたりの読書が10分の以下生徒が89.4%と県を43%上回る事につながっていると考えられる。読書の楽しさ・家庭内の役割を担う大切さを教えていく必要がある。
◦月~金で朝食を家の人と一緒に食べているが22.8%と県を18%下回り、夕食を家の人と食べているが63.2%と県を18%下回る。これらが、家の人と学校の出来事について話をしているが36.8%と県を22%下回ることにも関係していると思われる。
(学習の仕方・習慣)
◦月~金で1日あたり家庭学習を3時間以上している生徒が28.1%と県より20%上回り、2時間以上でも54.4%と県を23%上回る。家で授業の予習をしているかは38.6%と県を5%上回る。
◦家で授業の復習をしているかは、22.8%と県を22%下回る。それが家で学校の宿題をしているかは70.1%と県を18%下回ることや、テストで間違えた問題を後で勉強しているのは26.3%と県を32.3%下回ることにつながっている。
◦学習塾(家庭教師)で習っている21.1%と県を22.6%下回る。さらに家で自分で計画を立てて勉強している生徒は22.8%と県を14%下回る。
これらから推測される家庭学習の姿は、予習を頑張っているものの授業やテストの復習量が少ないため、定期テストなどの結果に結びついていないものと考えられる。また、これらを総合的に解決するため、本年度より金泉授業の構築を研究している。
(学校生活)
◦学校で友達に会うのが楽しいと思う生徒は84.2%と県を6%上回る。学校生活への満足は高いといえる。
◦学校の規則を守っていると断言できる生徒は28.1%と13%下回る。また授業で自分の考えを発表する機会が与えられていると断言する生徒は19.3%と県を9%下回る。しかし、両項目共どちらかといえばそう思うを合わせると、県並みになる。他の質問でも同様の答え方が目立つので、本校の生徒は断定を避ける傾向がある。
◦海、山、湖、川などに行って自然の素晴らしさを感じたのは85.9%と県を15%上回る。これは、総合的な学習の時間などで自然体験を1年次より積んできたためと思われる。これは、総合的な学習の時間の勉強が好きなのは70.7%と県を12%上回ることからも裏付けられる。
(地域とのつながり)
地域行事に参加しているかは31.5%と県を13%下回り、近所の人とのあいさつも71.9%と県を17%下回る。
本校区での地域のつながりに低下が見られる。
(総括)
全体を通して、自分の決断に自信を持てない姿や、未来像を描きその実現のために今を努力する姿勢が弱い姿が改めて浮き彫りになった。本校では、このような兆候を以前より掴んでおり、地域応援団による開かれた学校づくりや『出番』→『役割』→『承認』のスパイラルの開発的な取り組みによる元気あふれる学校づくりを目指してきた。子どもの数の減少による、子どもクラブや地域の伝統行事の崩壊、近所の子どもたちとの遊びを通して身に付けてきた社会性の低下が現実となった今、上記の取り組みを通して地域にとっても学校にとっても益のある活動を続けていきたい。さらに、生徒数が減ったことにより生徒の活動に負担感を感じることなく切磋琢磨する機会を増やすという、相反する事を成立させていきたい。
現状に甘んじることなく向上心を持って日々の生活を送るよう授業を含む一層の指導の工夫と生徒に寄り添った指導を続けていきたい。
(教科に関する意識)
◎国語 『必要性は認識するも分からず苦手意識へ』
国語の勉強が大切だと思う生徒は86%と県平均と同等であるが、国語の勉強が好きと肯定的に答えた生徒は43.9%と県平均より11%下回る。また、国語の授業の内容がよく分かると答えた生徒は45.6%と県平均を18%下回る。
これは「読書が好きが25%」・「漢字を実生活で使うが15%」・「授業で意見を伝わるように話の組み立てを工夫しているが19%」・「授業で自分の考えの理由が分かるように気をつけているが19%」・「授業で文章を読むときまとまりごとに内容を理解しながら読むが21%」、県に比べて下回ることが影響していると考えられる。
◎数学 『苦手意識が必要性や勉強意欲を阻害し、「わかる」の妥協につながる』
数学の勉強が好きと肯定的に答えた生徒は35%と県平均より20%下回る。これが、数学の勉強が大切だと思う生徒が70.2%と県平均より10%下回る結果にもつながっていると考えられる。同時に数学の授業の内容がよく分かると答えた生徒は68.4%と県平均を1.5%上回る。そのためか、数学ができるようになりたいと答えた生徒が73.7%と県平均より17%下回ることにつながっていると思われる。
これは、「数学の解き方が分からないときはあきらめずにいろいろな方法を考えるが13%」・「授業を普段の生活に活用するか考えるが14%」・「授業で学んだことが将来社会で役に立つ16%」・「授業で問題をより簡単に解く方法を考えるが21%」・「授業で公式を使うときその根拠を理解するが15%」、県に比べ下回ることが影響していると思われる。