開発的生徒指導で支える全校生徒中心行事
黄金の始業式(4月6日)
始業式の前に辞任式が行われました。今年は佐藤範男校長先生をはじめ,元気あふれる学校づくりにご尽力いただいた先生方が転退職されました。先生方からの最後のメッセージには在校生への期待が込められていました。
 始業式では「やる気発表」があります。代表の生徒の発表が終われば,その生徒の担任の先生が承認の言葉を全校生徒の前で贈ります。それだけで,この生徒たちは自分の良さに気づき,さらに良さを伸ばそうとします。無論,一緒に聞いている仲間も同じことを意識しながら聞いています。金泉中学校ではこの日を「黄金の一日」と名付け,ここから黄金の一週間が始まるのです。
入学式(4月9日)
       
開発的なかかわりの視点
入学式を円滑に進めることができるのは「縁の下の力持ち的」な生徒の出番・役割があるからなのです。前日の会場づくり、教室の飾りつけ、当日の受付や誘導、案内など2,3年生全てに大切な出番と役割がありました。
入学式の準備だけでなく、当日の運営も積極的に行いました。生徒が持っている案内板には、「何でもお尋ねください」と書かれています。何でもたずねてもらうためにはなんでもこたえることができなければいけません。3年生は入学式に関することを熟知して望みました。おかげで1年生は気持ちよく入学式に参加することができました。
新入学オリエンテーション(4月10日)
        
緊張した1年生を前に、3年生徒会役員が中学校の生活について紹介をしています。新一年生の中学校生活への不安を少しでも軽減し、早く慣れてもらおうという目的で開催されます。
生徒会主催で、いじめ追放宣言、JRC、環境ISO、生徒会組織、生徒会スローガン及び元気度No.1宣言、生徒会年間計画と元気あふれる学校づくりを進める生徒会に関することをわかりやすく丁寧にプレゼンしました。1年生は、原稿を見ずに堂々と説明する3年生の姿に「私もああいう先輩になりたい」という思いを抱き,学活ノートにまで書いています。本校が目指す「揃っていく」学校文化を象徴する場面でした。
部活動主将承認式(4月14日)
      すばらしい学校文化の創造において大きな役割と責任を担っているのが、部活動キャプテン、副キャプテンです。部活動キャプテン、副キャプテンは「勝利」の2文字に向かって、部をまとめ、日々の練習をひっぱっています。今年は中野校長先生より部活動の在り方についてのお話をしていただきました。
読書ボランティア(毎月1回) (4月15日,5月20日,6月18日,7月8日)
通年行われる読書ボランティアは,金泉中学校の地域応援団の方々が行ってくださいます。地域応援団の方々は,事前に打ち合わせをなされ,絵本の読み聞かせをしてくださいます。もちろん,ここにも生徒の出番があります。読んでくださった地域の方に謝辞を述べます。時間にするとたったの30秒あまりですが,担当の生徒は話の内容をメモにとりながら自分の出番をものにしようとしています。
スケッチ会(5月29日)
本校のスケッチ会では,昨年度より美術科の川島先生考案の「金泉を描く」という共通テーマのもと,1年生は「空を描く」,2年生は「樹木を描く」,3年生は「大地を描く」ことに取り組んでいます。今年は立花先生とともに描く場所や対象を決めた生徒たちは,「○○になれ!」という気持ちを込めながら,下書きから彩色まで世界に一つだけしかない作品づくりに取り組みました。
市民性をはぐくむ視点
 本校のスケッチ会は,10月の学童美術展に向けて生徒一人一人の作品の仕上がりに配慮するために5月に実施しています。昨年度は全校生徒の作品を県庁1階の県民ホールに展示し,生徒一人ひとりの作品に対して,多くの方々からの応援メッセージスケッチ会当日だけではなく,4月から授業時間を使って,校外に出て,自分のこだわりの場所探しから始めました。この時間に,地域の方から承認の言葉をいただいたりしています。
生徒会総会(元気度No,1宣言)(6月5日)
      1年間の学校行事においても大切な行事が生徒会総会です。「生徒会は学校の屋台骨である」本校の生徒会役員全員が意識していることです。一人ひとりが生徒会員という意識を持って生徒会活動に参加している、自分も学校をよりよくしている一員という自覚を持って臨みます。生徒会活動の末端にある学級での係活動や話し合いも事前に配布された冊子をもとに、読みあわせを綿密に行いました。また、当日は本校独自の取り組みである元気度NO.1宣言を各学級の代表者が一人ずつおこないました。これだけは誰にも負けないという決意を全校生徒が持っているのが金泉中学校の生徒です。
第2回地域クリーンボランティア(6月7日)
今年度第2回目の生徒会環境部主催の地域クリーンボランティアが行われました。今回は下和泉の下六公民館を目指して2コースに分かれてゴミ拾いをしました。今回は大人が38名,生徒113名の参加があり,活動の輪が広がっています。生徒会環境部長は事前に公民館に電話連絡をし,全校生徒への案内チラシを作成しています。また,参加した生徒は「自分たちの校区は自分たちの手できれいにする」という意識を持って参加しています。PTAの環境部の保護者の皆様や地域の皆様にもご参加いただきありがとうございました。
中体連激励会(6月30日)(7/13)
それぞれのキャプテンが、中体連でのがんばりを約束しました。また吹奏楽部の演奏で激励会に華を添えました。この日のために決意を新たに、全校生徒の前で述べます。その気迫と雄雄しさは、まさに雄飛のごとくでした。また,各学級で作成した色紙が各部に送られました。
雄飛学園PTA廃品回収 
雄飛学園PTA廃品回収は,金立小,久保泉小,金泉中の三校のPTAが共同で行います。廃品回収は地域にも呼びかけます。休日に行われるため,中学生も部活動前に参加します。中学生や小学生,さらに保護者,地域の方々が一緒になって作業をする。そこでは温かなふれあいが生まれます。「ありがとうね」「助かったよ」の一言が大人からのまなざし,承認となっています。
平和集会 8月3日
終戦記念日を前に,戦争で多くの人の尊い命が犠牲になったことや戦争の恐ろしさを再認識し,恒久の平和を願う心を育むために,毎年この時期に平和集会を行います。今年は「広島のピカ」を題材に3年生生徒会役員が朗読劇を行いました。役割を任せられた生徒は,夏休みも登校してきて朗読の練習を重ねていました。
小6部活動・英語授業体験 8月5日
開発的なかかわりの視点
【出番→役割】
 金泉中学校の部活動体験は,中学校の生徒と小学校の児童が実行委員会形式で作り上げます。小学生が中学校入学に際して抱く不安要素として,「勉強についていけるか」「部活動の上下関係や人間関係の厳しさ」が毎年あげられます。そこで,中学校では実行委員を中心に,金立小学校と久保泉小学校の6年生を出迎えから体験中のサポートまで様々な場面を想定して準備を進めます。お出迎え担当,会場までの誘導担当,各部活動や英語体験会場では,司会進行担当や質問の担当までいます。小学生が有意義かつ和やかな雰囲気で活動できるように生徒自身が様々な工夫を凝らします。
【承認】
 ここでは,中学生の技術や手際のよさに感心する小学生の姿から,中学生への承認が発生し,体験入部を通して,小学生ができるようになったことを中学生がほめることで6年生に対する承認もできます。また,小学校時の担任の先生や校長先生から中学生の成長を承認してもらう場ともなります。
 また,金立小学校と久保泉小学校の体験日を同じ日に設定し,国語・理科・英語の体験授業や昼食の時間などに共に活動する時間を設けたことで,友人関係に対する不安軽減にもつながっています。
市民性をはぐくむ視点
 生徒自らが作り上げる会であるため,誘導の仕方やあいさつの仕方など社会性をはぐくむ場面が随所に見られます。また,小学校の先生や保護者も一緒に活動したり,見学していただいたりという場面もあり,大人からのまなざしと承認も【市民性】につながります。
■小学生の感想
 ・久保泉小学校(金立小学校)の子と話ができて,友達になれてよかったです。
 ・中学生の先輩たちは動きが早くてかっこよかった。先輩たちが優しく教えてくれて安心しました。
 ・早く中学校に入って部活をしたいと思った。また,こういう機会を楽しみにしています。
2学期:黄金の始業式 9月1日
今や恒例となった「やる気発表」が1〜3年の各代表者によって行われた。この代表者たちは,夏休み中も登校してきて原稿の下書き,壇上で読む練習などを行っている。もちろんこの頑張りを,その場で担任の先生や校長先生が承認される。200数十名からのまなざしと拍手も含め,多くの人から承認のシャワーを浴びた生徒の自尊感情ははち切れんばかりに膨らんでいます。
創立50周年式典 11月8日
福田教頭の開会宣言で始まった創立50周年式典。式典実行委員長の石丸様をはじめ,佐賀市の秀島市長様,佐賀市教育委員会の東島教育長様から来賓の祝辞をいただきました。歴代会長様をはじめ,金泉中に集う生徒,職員,卒業生,地域,保護者の皆様一体となって厳粛な式典を開催することができました。当日ご出席頂いた皆様ありがとうございました。ここでは,生徒会長が代表で挨拶を述べる出番がありました。
第2部では,生徒の出番が多くありました。開会宣言をはじめ,学校紹介のプレゼンテーションを生徒主導で行いました。また吹奏楽部による記念演奏も盛大に行われました。当然,華やかな出番の裏には,前日はもちろんのこと事前の練習と準備があります。吹奏楽部には卒業生も参加し,出番を立派にものにしました。
記念講演では,金泉中学校出身で,テレビ局の書の指導・監修,セットの作成・協力でご活躍されている書家の江島史織様に「一期一会,人と書と」と題してお話しして頂きました。その道を極められた江島様の話に会場にはピーンと張りつめた緊張感が漂っていました。
生徒会長選挙 11月13日
「計画・行動・進歩」 「自覚・責任」 「やる気・根気・気概」 朝の選挙活動は,立候補者と応援演説責任者,応援責任者に加え,裏方で支える選挙管理委員も参加しました
当日の選挙を迎えるにあたり,新型インフルエンザで十分な選挙活動期間が確保できませんでしたが,準備・運営にあたった1・3年生の選挙管理委員の生徒の仕事ぶりも含め,金泉中をよりよい学校にするという気持ちを持って取り組むことができました。当日は立候補者の演説内容をメモして,より公正・公平な判断を生徒自身が行っていました。
防犯教室  11月25日
講師に平尾様,鳥丸様をお招きし,防犯教室を開催しました。物騒な世の中だからこそ,自分の身は自分で守ること,たった一つしかない命を大切にしてほしいということをお話しして頂きました。誰でもできることとして…
@防犯ブザーを手に持って登下校する(かばんの中は×)
A自転車のかごに厚手の本をのせる。降りるときは自転車を  挟んで
Aつかまれたら噛みつく,体の一部を小さくつねる
B護身術を使う                 を学びました。
親子で聞く講演会  11月27日
佐賀市教育委員会より吉木先生を講師にお招きし,「未来へ,乾杯〜自分を大切に〜」という演題でお話をしていただきました。予定時間をオーバーしたにもかかわらず,生徒も保護者も食い入るように話を聞いており,吉木先生の熱い情熱と思いに共感していることが伝わりました。ありがとうございました。講演の中で話された4つのことを紹介します。
@コミュニケーションの希薄化…携帯電話やゲームはいらない(人との直接の会話がなくなる)
A自分の命を自分で絶たない,人の命をあやめない…生きたくても生きられない人が世の中にはいるんだから
B夢をもつこと,夢を追いかけること!それは人としての感性を磨くことになる!
  →まずやってみる。やってみて結果がでなくても無駄なことはない。やってだめなときは方向転換していいんだよ。可能性が若い分たくさんあるんだから。親は夢をつぶさないで応援しましょう。
C根っ子になろう。努力できるようになろう。
  →わかることよりわかろうとすること。できることよりできるようになろうとすること。努力の跡や過程に気づき,認められる人間になろう。
人権集会  12月1日
今年の人権集会は,パワーポイントを駆使した「各学年からの人権に関する学びの発表」,人権作文の発表,ディベートを中心に行いました。各クラスから2名ずつ立候補してきた実行委員の生徒たちは,昼休みも放課後も朝のリハーサルも自分の役割を果たし,会を成功に導くために頑張りました。この頑張りが集会を厳粛なものにしました。最後のディベートでは論題に対して各クラスで2つの立場に分かれて意見を発表し,クラスや学年の枠を越えて意見を言い合うことができていました。これも事前の準備を綿密に行っていた実行委員の生徒たちの頑張りがあったからです。まさに役割で自信を持つ生徒の象徴でした。
新入生説明会  12月4日
  来年度入学してくる金立小,久保泉小の6年生とその保護者様を招いて実施しました。この説明会にも生徒の出番は盛りだくさんです。1年生は中学校生活についての体験談を交えたメッセージ,2年生は学年合唱,3年生は生徒会本部役員を中心に金泉中学校の紹介をプレゼンテーションソフトを駆使して行いました。また,自転車通学の留意点やオールシーズン制 服ファッションショーなども企画し,「安心して中学校に入学できるように」「先輩たちのようになりたい」という目的を果たすための準備を綿密に行っていました。小学校の先生方からも承認の言葉をいただき本校の生徒にとっても自信になりました。
生徒会総会  12月11日
 3年生生徒会役員の最後の大舞台である生徒会総会が行われ,2009年度の年間活動とその反省を述べました。創立50周年目の節目の年でもあった今年の生徒会役員はその重責を立派に果たしました。その証拠に生徒会役員が作成した総会の冊子を真剣に見ながら話しを聞いている仲間の姿があります。「生徒会活動は学校の屋台骨」である。言葉だけでなく行動で示してきた3年生の姿がそこにはありました。
後半は2年生の新生徒会役員の承認式のあと,次年度の年間活動計画案を提案しました。
「3つの気で挑戦できる学校〜やる気・根気・気概〜」のスローガンのもと,継続して行う活動や新しく挑戦する活動などの説明を詳しく行いました。
活動内容が具体的であること,質問に対して答える内容などから「新たな歴史を築いていける!」そんな予
感を全校生徒も職員も感じました。
人形劇  12月11日
佐賀市の読み聞かせサークル「久保泉お話ボランティア」の皆様に昼休みの時間を利用して人形劇の上演をして頂きました。昼休みに図書室に集まった約100名の生徒たちは「ハリネズミとキツネ」など2つの童話にすっかり引き込まれました。毎月来て頂いている絵本の読み聞かせとはまた違った異世代交流の場にもなりました。
2学期終業式  12月24日
各学年からの代表者による2学期の振り返り発表。3名の代表者は各クラスの総務委員を務めており,経験を通して成長できたことや自分の良さや仲間の良さを再発見することができた喜びを全校生徒の前で堂々と述べることができました。また,それぞれの代表者の学級担任からの承認メッセージがその場で直接伝えられ,本人も聞いている仲間も自他の伸びを実感します。
3学期始業式  1月8日
 「まとめの学期」のスタートとして,各学年代表者からの決意発表が行われました。3名ともに共通していたことは2学期で実感した自己の伸びを自信に,3学期も挑戦し続けることです。立派な発表でした。
 始業式では校長先生から,「努力は人を裏切らない」という話をしていただきました。フィギュアスケートの中野選手がオリンピックまでの4年間続けた「1ミリの努力」。その後の卓球,美術,席書会の表彰の多さでより実感がわいたのではないでしょうか。
校内研修 公開授業  1月20日
 学力向上をテーマに校内研修で進めている「金泉授業」の創造。本年度は『指導の視点0基準』の下,『出番』→『役割』→『承認』のスパイラルを教育活動(授業)に中に取り入れることで,生徒の『共感的理解』,『自己存在感』,『自己決定の場』の生徒指導の3機能が充足され学力が向上する。という仮説のもとで研究を進めている。 今回は2年生の理科,英語,体育の授業研究会を行った。子どもたちの生き生きとした表情が充実した時間であったことを物語っている。
学校訪問 自民党佐賀支部視察 1月26日
 参議院議員の丸川珠代様と自民党佐賀県支部から約30名に学校訪問に来て頂きました。本校が取り組んでいる「開発的な関わり」について校長先生と生徒指導主事の清水先生から紹介を受けられた後,授業を参観されました。皆様から心温まる応援メッセージをいただきましたので紹介します。
【承認メッセージ】
・生徒の皆さんで知恵を出し合い,頑張っていらっしゃる。そして目がキラキラしていて笑顔がとても良くて思わず応援したくなりました。
・すばらしい学校に参加できて良かったです。子ども一人一人が自分の考えを持てていることがすばらしい
・金泉中の皆さんの挨拶の良さ,笑顔が素晴らしかったです。クラスにも出番がしっかりありました。他の学校にない魅力がありましたよ。学校全体で輝いて下さい。
・自分の言葉で歴史を語れること,素晴らしいと思います。自分で選んだ言葉には,全てに説得力がみなぎっていました。
日々の生徒会活動
 新生徒会になって2ヶ月。旧生徒会役員の功績を引き継ぎ,新しい取り組みに挑戦しています。
学習部は,学習クラスマッチ(漢字・数学・英語)の企画・実施(表彰まで行いました)
生活部は,連続遅刻者0に向けた取り組み,福祉厚生部はアルミ缶回収,保健部は,全校の前での「マスク着用に関するオリエンテーション」,安全部は自転車点検など学校の活性化のために頑張っています。
本部では,全校生徒に一日一善カードを配布し,全校あげて取り組み始めました。
1・2年生クラスマッチ
第50回 卒業式  3月12日
創立50周年目の卒業式にふさわしい卒業式となりました。「厳粛さ」をキーワードに在校生は,生徒会長の指揮の下,歌の練習,礼法の指導など「3年生を泣かせよう」という思いで取り組みました。気持ちを一つにできた生徒会の力は見事でした。また,在校生も事前の準備では,3年生をきれいな環境で送り出そうと一人ひとりの役割を完璧に果たしました。その証拠が「汚れ一つない窓」「ほこりがない廊下や体育館フロアー,マット」です。上級生への感謝の気持ちの表れです。昨年3年生を中心にしていたことであり,下級生も背中を見て育っていました。何よりも卒業生はもちろんのこと,涙を流している在校生の多さが開発的に育っている生徒の象徴だといえます。立派でした。卒業生の皆さん,および保護者の皆様ご卒業おめでとうございます。職員,在校生ともに遠くから応援しています