ありがとう 3年生のみなさん

 コラムニストの秋庭道博さんは「『こういうことをやりたい』とか、『こういう人間になりたい』という願いを持っている人は輝いている。その願いは、ただちに実現しないものであるかもしれない。しかし、そういう夢を持つことによって、今日を充実させて生きることができるのだ。夢は実現されることが望ましいが、実現されなくても、一つの理想に向かって歩むことができれば、日々の虚ろな精神から解放される。希望、理想、夢などに確信が持てれば持てるほど、その人は迷わない。夢について語ることが少ない人は、与えられたマニュアルによって、目先のことを処理すれば、それでことたれりとしている。それでは、与えられた問題を解くだけのことで、みずからの夢を発見することにはならない。」といっています。みなさんは、この3年間「元気あふれる学校づくり」の主体となってよく頑張ってくれました。本当にありがとう。今年は、その頑張りを「応援メッセージカード」で、地域の方からその都度、承認していただきました。夢に向かって邁進するみんなの成長には驚くばかりです。
「応援メッセージカード」より

      全員リレー、必死に走っている姿、声をからして応援している姿、先生方や保護者の方の決死の姿に久々に感動を覚えました。走ることが苦手だった私ですが、逃げずに最後まで走り抜く生徒や大人の人たちに脱帽です。ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。(体育大会)
      
今日は久しぶりに金泉中のみなさんの授業を見せていただきました。集中する姿、学びあう姿、わかる充実感を味わっている姿がよかった。これからも元気あふれる学校をみんなでつくっていってください。(市教委訪問)
      
この文化発表会をつくりあげたすべての生徒に拍手。表舞台に立って言葉を発する人、裏方で道具を用意している人、みんなの力があるからこそ成功したのではないでしょうか。充実した一日をありがとうございました。(文化発表会)
      
今日の説明会に参加できて本当に良かったです。生徒のみなさん一人一人が私たち保護者や子どもたちにわかりやすく説明がなされていてびっくりしました。先生方は見守るだけで、生徒さんのきびきびした行動や話し方には「この学校に来れば安心だ」と思えました。(新入生説明会)
      
まず生徒会役員のみなさんの元気なあいさつと明るい笑顔、さわやかな応対で出迎えられ、その気迫に圧倒されました。ここだけで金泉中のすべてを見せていただいた気がしました。説明会もすばらしく特に部活動紹介などで、一部の子だけでなく、全員の生き生きした姿を感じ、うれしく思いました。来年お世話になります。(新入生説明会)
      
公立中学校という雰囲気の中でのびのびと学校生活を送っておられる姿にパワーをもらった感じです。わが子が中学生になる7年後も、この雰囲気と地域に根ざした活動を大切にしてほしいと思います。(フリー参観デー)

学校便り 第20号 平成20年3月3日(月)

私の0基準(私のスタート基準)
 陸上競技でいうならば、個人の持ちタイムを0基準と考えてもいいと思います。3キロを何分で今は走れるのか、そのタイムを更新するために、どんな練習を積み重ねていくのか、陸上部では、自分の0基準を意識しながら努力していることでしょう。
 日曜日の吉野ヶ里ロードレースで金泉中男子チームが団体賞を獲得しました。それどれの0基準を目標にがんばり、チームとしてねらっていた団体賞を勝ち取りました。3年生は、「みんなの力を結集できた」と新聞記者の取材に答えています。金泉中で出会った一人一人が、日々の学校生活の中で絆を深め、共に苦しい練習を乗り越えていく姿は頼もしく、金泉中の誇りでもあります。タイムが縮まらないいらだちや仲間から追い越される悔しさの中で、自分の目標を見失ったり、練習から逃げ出したくなったりしたこともあったことでしょう。 金泉中が大事にしている言葉の一つに、『ひたむきさ』というのがあります。辞書には、「一つのことにわき目もふらず熱中するさま」と書いてあります。今の自分の0基準をしっかりと受け止め、自分の目標に向かって、ひたむきにがんばって欲しいと思います。

学校便り 第17号 平成20年1月29日(火)


生徒会長立候補者 立会演説会より

 みなさん、こんにちは。2年1組から生徒会長選に立候補した、小副川真央です。私は総務を1年生の1学期と2年生の1学期の2回務めました。学校行事に進んで取り組むことが好きなので今年は、体育大会では実行委員、応援サブリーダー、学年種目副実行委員長をしました。文化発表会では、実行委員をしました。また、夏休みには佐賀県青少年赤十字リーダーシップトレーニングセンターに学校の代表として参加しました。このトレセンに参加して、リーダーのあり方やまとめる力、チームワークや信頼することなど本当に大切なことを学びました。私はどちらかというと個性的な方ですが、周りを見て行動するように心がけ、明るく誰にでも積極的に話しかけるようにしているのでトレセンでも、すぐに多くの友だちができました。この持ち前の明るさを活かして、他の学年の皆さんとも積極的に行動していきたいと思います。皆さんの理想とする金泉中をつくるために、一生懸命がんばるので応援よろしくお願いします。
 ここで私の理想とする金泉中学校を紹介したいと思います。一つめは、笑顔あふれる金泉中学校です。二つめは、生徒一人一人に近い生徒会です。三つ目は、一人一人を認め合う金泉中学校です。私たち中学生は、一日の大半を学校で過ごすわけですが、その学校があいさつの飛び交う明るく楽しい雰囲気だったらいいと思いませんか。楽しい学校を築いていくために、今後もあいさつ運動を継続していき、元気なあいさつができる学校にしたいと思います。
 一人一人の思い描く金泉中学校は違うと思いますが、私はみんなの学校がみんなの理想に近づくように努力したいです。そこで、みんなの意見が生徒会に伝えやすくなるように各クラスに意見箱を設置します。総務を通して定期的に回収することで、意見や要望をいち早く取り上げ、生徒会で話し合い、実現できるようにしたいと思います。小さな意見も生徒会で話し合い、一人一人の意見を大切にする、みんなに近い生徒会を目指します。
 最後に、一人一人を認め合う金泉中を築くためにクラスや学年を越えた活動を増やしたいです。様々な活動を、クラスや学年が団結して取り組む中で、気持ちが一つになり、お互いに声を掛け合い、一人一人の良さを認めることができると思います。そのためにクラスマッチができるように先生方にお願いしたり、他の中学校の取り組みで金泉中でも実現できるものがないか調べたりしたいと思います。また、クリーン活動や福祉施設、保育園の訪問なども現生徒会に引き続き、していきたいと思います。これらを学校全体で取り組むことで、出番と役割があり、更に承認されることで、一人一人を認め合う学校にしたいです。違う学年の人たちと接する中でも、自分の意見を言える、相手の意見を受け入れ一人一人を尊重できる学校をつくりたいです。みんなで活動し、楽しい学校生活を送れるように、盛り上げていきませんか。
 3年生の先輩方を始め、卒業された先輩方の伝統を受け継ぎ、新しい金泉中を作っていきたいと思っています。明るく楽しい、元気あふれる金泉中学校にするために、みなさんの清き一票をどうぞよろしくお願いします。
 私は、2年1組から生徒会長選に立候補した宮崎瑛士です。
 私が今回の生徒会長選に立候補した理由は、今の生徒会の先輩方や、その前の先輩方の努力の姿に驚かされて、自分も先輩方のように頑張り、学校に貢献したいと思ったからです。私が見てきた生徒会の先輩方は、とても誠実で、今の先輩方は、全校合唱やセラミック鶴のオブジェ、その前の先輩方は、クリーンボランティアやあいさつ運動に取り組まれてきました。そして、学校を発展させてこられました。それらに取り組まれてきた先輩方の役割を引き継ぐということは、とても大変で、とても努力が必要です。ですが、この学校を更に発展させたいという思いで、立候補しました。  私は、先輩方が、続けてこられた「元気あふれる学校」に加え、「生徒が誇りを持てる学校」つくりたいと思っています。そのためには、校歌を大きな声で誇りを持って歌う、自分の役割に誇りと責任を持つということが重要だと思います。私は、校歌に誇りを持って歌うということは、とても大切なことだと思います。現在、生徒朝会で、山田会長より「誇りを持って大きな声で歌いましょう」と呼びかけがあっています。私は、歌詞の意味を考え、大きな声で自信と誇りを持って歌えるようにしていきたいと思います。
 役割とは、開発的生徒指導の「出番」「役割」「承認」の中の役割です。役割に誇りを持つと言うことは、学校の活性化に必要だと思います。自分にしかない役割に誇りを持てば、達成感があります。そして、任された役割の中で、どれだけ頑張れたかが分かります。それで、自分のことを自分で承認することができます。承認が自分ででき、更に周りからも承認をしてもらえるという二段構えです。この「生徒が誇りを持てる学校」で学校を更に発展させませんか。全員が誇りを持つようにするには、一人一人に役割が必要です。だから私は、一人一人の出番を持って増やすことができたらと思っています。そして、より多くの人々に承認をしてもらうことで、やって良かったという気持ちや、次も頑張ろうという気持ちを持つことができるようにしたいと思っています。更に、学校の人だけではできない大きな行事を、生徒が主体となり、地域の人と連携を取りながら共に活動して、「承認」をしてもらえる場面を増やすことができたらよいと思います。
 生徒会長や生徒会役員の仕事は、とても責任が重大です。ですが、先輩方の伝統を受け継ぎ、この学校を更によりよい学校にしたいという思いが強くあります。
学校を発展させるには、一人ではできません。皆さんの応援と協力が必要不可欠です。「生徒が誇りを持てる学校」を実現していきませんか。皆さんの協力と清き一票をよろしくお願いします。
 私は、2年2組から立候補しました櫻木卓矢です。私が生徒会長になったら、「元気あふれる学校」に近づけるように頑張りたいです。「元気あふれる学校」とは一人一人にとって居心地の良い場所だと思います。それに近づけるように五つのことを頑張りたいと思います。
 一つめは、あいさつ運動です。あいさつは、する人もされた人も自然と笑顔になると思います。そして、朝から笑顔で登校できるといい気分で一日を過ごせると思います。
二つめは、クリーン活動です。クリーン活動は金立小学校や久保泉小学校と協力をしながら活動を進めていきたいと考えています。自分が住んでいる地域がきれいだと気持ちがいいし、クリーン活動を通して地域の人たちと交流の機会が得られるのは素晴らしいことだと思います。
 三つ目はクラスマッチです。積極的に先生方と話し合いを進め、クラスマッチが実現できるようにしたいです。一致団結して一つの行事に取り組めば、みんなの絆が深まると思います。絆が深まり、居心地の良いクラスがそこにあれば、学校に来て友だちと話すのが楽しくなり、いじめなどがない、まとまりのあるクラスになると思います。 四つ目は意見箱の設置です。意見箱を設置し、みんなの意見を聞き入れたいと思います。その意見を参考にして、みんながどうすれば一日一日を楽しく有意義に過ごせるかを考え、生徒会の活動を活発に進めていきたいと思います。
 五つ目は拡大推進委員として活躍されていた昨年の千布先輩、太刀川先輩、今年のオブジェの宮原先輩、小川先輩、槇先輩のような活動を、来年度も全校生徒のみんなでやりたいです。まだ何ができるかプランは具体的にありませんが、自分が今までしてきたことを生かして何かをやってみたいです。
 先ほど真島君が言ったように人前に出ていろいろな活動をさせてもらいました。正直な気持ちとしては、今でも人前に出るのは恥ずかしいし緊張もします。しかし、それらの活動を通して人をまとめることの難しさ、協力することの大切さ、そして人を動かすには、まず自分が常に先を見通して行動し、臨機応変に判断することが大切であると感じました。
 今の生徒会活動は平成16年度の先輩方が「金泉中学校の新たな一ページを開く」を合い言葉につくられたものだと兄から聞いています。私も金泉中をより「居心地の良い学校」にするために、自分ができることを精一杯頑張りたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。
 僕は生徒会長に立候補した2年1組の原英弥です。僕が生徒会長に立候補した理由は、金泉中を今より、よりよく活発にしたいと思ったからです。
 僕が生徒会長になったら、今の金泉中のフレーズである「元気あふれる学校」に付け加えて「生徒一人一人が楽しく笑いあえる学校」というフレーズを新たに付け加えたいと思っています。この「生徒一人一人が楽しく笑いあえる学校」というフレーズの目的は、みんなが学校の中やクラスの中で、友だちと笑うことで学校が楽しくなると思ったからです。そして、学校が楽しくなれば、みんな自主的に動いて、また一段と学校全体が活発になると思っています。活発になれば、佐賀県で金泉中がもっと知られ、誇れる学校になると思います。僕は、金泉中を生徒が自主的に動く活発な学校にし、今以上によりよい学校にしたいと思っています。
 僕は、一年生の二学期に総務を経験しました。二年では合唱コンクールの責任者を務めました。責任者や総務は、みんなをまとめる役ですが、僕はみんなの協力のおかげで、やり遂げることができました。良い経験になったと思います。
 更に部活動では、今までいた先輩方が抜けて、僕は野球部のキャプテンをしています。野球部は、伝統があり、人数も多く学校を代表する部活動の一つです。僕自身、小学生の頃も少年野球でキャプテンをしていましたので、まとめることに慣れています。現在の山田先輩を始め、代々の生徒会長を野球部の先輩方が引き受けています。僕も会長となり、力を試してみたいと思っています。生徒会長は、学校の生徒の顔となる一番大きな役割で、責任感とやる気、実行力が必要です。
 ですが、今こうしてチャンスを与えてもらい、皆さんの協力で実現させたいと思っています。
 僕が当選したら、現在の生徒会の活動である、あいさつ運動は、このまま続けていき、明るく元気なあいさつが飛び交う学校にしたいと思います。そして、クリーン活動も続けていきたいと思います。総合学習で環境について調べ、現状ではいけないことを強く感じたので、僕たちの住む金泉校区からきれいにできたらと思います。更に、実現できるならば「クラスマッチ」をしたいと思います。クラスが協力して一つになり、団結力が強まるだけではなく、絆も深まると思います。
 これらのことを実行し、「生徒一人一人が楽しく笑いあえる学校」を目指していきたいと思います。一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします。

 私は、生徒会長に立候補した2年2組の徳島里依です。私は一年生の頃から生徒会に入り、現在、生徒会副議長として活動しています。山田生徒会長を中心とした現生徒会役員の先輩方は、この金泉中を「元気あふれる学校」にするために一生懸命活動されてきました。私はその先輩方の姿を見て、私も生徒会長になって金泉中を引っ張っていきたい、私の大好きな金泉中をもっともっと素敵な学校にしていきたいと強く思いました。
 私が生徒会長になったら先輩方が引き継いでこられた「元気あふれる学校」をテーマに、サブテーマを「誰にとっても居場所のある金泉中」として活動していきたいです。私が思う居場所のある学校とは、いじめ・差別がなく、誰もが学校が楽しい、早く学校に行きたいと思えるような学校です。学校にも家にも居場所がない中学生が、今どうなっているかは、皆さんもよく知っていると思います。私たちと同じ中学生が、自ら命を絶つという悲しい事件さえ起きているのです。そこで私は、家で何かあって落ち込んでいても学校に来れば、たくさんの友だちや先生がいて何だか元気が出る、この金泉中に自分の居場所があるんだと安心できるような学校にしたいと思いました。「誰にとっても居場所のある金泉中」にしていくために、次の二つの活動をしていきたいと考えています。
 一つめは、引き続き朝のあいさつ運動をすること。二つめは、クラスマッチの実現のために積極的に活動をしていくことです。その理由は、あいさつは人の心と心をつないでくれるものであり、元気を与えてくれるものだと思うからです。
 私がこの金泉中に入学したばかりの頃、学校生活になかなかなじめずに、うまくいかないことが多くあり、暗い気持ちで登校したことがありました。その時、校門の所に当時の生徒会役員の先輩方が立っていらっしゃり、私に笑顔であいさつをしてくださいました。私は、それだけで何だか元気が出てきました。皆さんも朝校門を通るとき、元気にあいさつをされたら、何だか嬉しい気持ちになりませんか。そして、新しく是非やりたいと思っている活動、クラスマッチは、スポーツに限らず何でもいいと思います。クラス全員で一つの目標に向かって協力してやり遂げる。これが一番大事なことではないでしょうか。クラスには、スポーツが得意な人もいる。絵を描くのが得意な人もいる。他にも歌うことが得意な人、パソコンが得意な人など、様々だと思います。クラスマッチは、そういう自分自身の得意なことを、クラスのみんなに知ってもらういい機会だと思います。 自分の居場所を作るには、本当の自分自身をクラスのみんなに知ってもらうことも必要な事だと思います。私は生徒会入り、今までたくさんのことを学びました。その学んだことを生徒会長になって活かしていこうと思います。
 皆さん、私は今の伝統を引き継ぎ、よりよい金泉中を作り上げたいと思います。皆さんと一緒に誰にとっても居場所のある金泉中を作っていきましょう。
 5名の候補者が立候補しました。2週間の運動期間中、私は校門から各候補者の様子を見守っていました。心配もしました。毎朝、時間が来ると15名は、自然に輪になって三浦先生、大津先生からの話をじっと聞いていました。挨拶運動に来られた保護者の方から、選挙運動に取り組む2年生の姿をほめて頂きました。5名の応援演説、5名の候補者の演説は、今年も素晴らしいものでした。金泉中を愛し、金泉中をもっと素晴らしい学校にしようという思いが伝わってきました。同時に金泉中の学校づくりに生徒会が、大きく貢献していることをあらためて感じることができました。今年は、1回目の投票でトップ2名が同票になり、19日、2回目の投票が行われ新しい生徒会長が決定しました。いっしょにがんばりましょう。


学校便り 第14号 平成19年11月19日(月)

金泉中飛躍の記念すべき一歩にしたい

 10月4日に行われた佐賀市中体連駅伝競技において、男子Aチームは、1時間9分9秒のタイムで4位に入賞し、見事、県大会出場を成し遂げました。陸上部は、9月30日の久保泉の町民体育大会にも出場しました。彼らの走りに、町民の方は驚きと頼もしさを感じておられるように思いました。昼食の折りにも彼らのがんばりをほめて頂きました。そして、彼らが、普段から町内を毎日のように走っていることを聞きました。地域の方は見守っておられたのです。 4日、私は、いつものように城西中体育館の南側に陣取り金泉中チームを応援しました。3年生の姿を見ただけで、この大会にかける思いが伝わってきました。私の目の前を顔をゆがめながら必死で前を向いて走っている姿に胸が熱くなりました。応援に回った部員もタイムを計ったり、選手に指示を出したり一人一人が役割を果たしていました。 痛み止めの注射を打って走ったアンカー。4区を任された、ただ一人の2年生。野球部に所属する選手に抜かれたとはいえ区間2位の1区。2区で区間1位になったキャプテン。2位を守った3区。県大会出場を確実にした5区。本当に素晴らしかった。今年初めて金泉中はBチームも出場しました。野球部から3年生2名、陸上部3年生1名、2年生1名、1年生2名の最後まで諦めない走りは見事でした。会議の都合で女子の応援はできませんでしたが、今持てる力を出し切っての走りだったと聞きました。

 3年生の県大会に出場したい、市の大会で優勝したいという思いが、単なる思いつきではないことは、普段の学校生活の中でも感じ取ることができました。この強い思いはどこから生まれてくるのでしょうか、私は、練習を共にした先輩の姿であり、ひたむきに頑張る同級生や下級生の姿であろうと思います。目標を達成したいという思いが強くなれば強くなるほど、練習や学習に具体的な工夫や方法を自分から追い求めるのではないかと思いました。

 9日の新人戦激励会では残念ながら、その思いを感じることはできませんでした。私は、今こそが、金泉中が大きく飛躍するチャンスであると思っていただけによけい残念でした。個人として、チームとしてそれぞれが抱いている目標に向かってひたむきに頑張って欲しいと思っています。明日からの新人戦、金泉らしいいい試合を見せてください。10日の朝、いつもと違うあいさつ運動、いつもと違う生徒玄関の掃除を見ながら皆さんの具体的な一歩がスタートしたことを喜びました。自分から動き出そうとした皆さんのそれぞれの一歩こそが後になって、「金泉中飛躍の記念すべき一歩だったよね。」といえるように応援したいと強く思いました。

学校便り 第11号 平成19年10月11日(木)

応援が仲間の全力疾走を支えた

 プログラム3番、男子1500mには、1年から3年までの14名が出場しました。事前に、平成17年に永戸君がつくった大会記録を練習中に上回っている選手が3年生にいることを聞いていたので、期待を持ってスタートの合図を待ちました。さすがにトップグループのスピードはすごかったです。来賓の方々もその走りに驚かれていました。3名が新記録を出しました。4着の選手はゴールするなりタイムを聞き、大会記録に届かずグランドをたたいて悔しがっていたそうです。彼らは、いつもグランドを、学校の周りを走り続けていました。今年の夏は、とても暑い日が続きました。しかし、どんな時も彼らは、先輩の記録を目標にして、この1年がんばり続けました。彼らが、自分たちの屯所に戻ると仲間たちは一斉に拍手で迎えていました。拍手は、2年、1年の屯所へと広がっていきました。仲間の喜びも、悔しさも受け止める金泉中みんなの集団としての成長を強く感じる場面でした。
 プログラム8番、THE金泉〜地域の人と一緒に〜。今年の生徒会種目は地域との異世代交流を実現させてくれました。小学生、保護者、地域の方とのふれあいは、1回1回のふれあいが新鮮で、新しい発見もあって最後まで楽しむことができました。割れない風船を地域の方が代わって割ってくださったり、2人3脚のひもを結ぶことにもたついていると代わってくださったりと、地域の方のとっさの機転に驚きました。それにゴールして中学生に「ありがとう」と声までかけてくださいました。何よりの応援メッセージでした。
 プログラム9番ダンス、10番スタンツ。この種目について、練習の時、過去に経験したことのない場面に出会いました。それは、彼らの演技中、グランドが一瞬シーンと静まりかえったことです。全員が演技そのものに集中している証拠でもありました。グランドにいる生徒、職員全てが一体となったと感じました。当日は、塔から落ちる生徒がいて心配しましたが、午後の全員リレーには元気に参加できたと報告を受けて安心しました。
 
プログラム15番ムカデリレー。3年の学年団体種目です。今や金泉中の伝統種目になっています。毎年ドラマがあり、金泉中の成長を実感できる場になっています。今年、スタートは3組が先行しました。途中2組が逆転し、そのままゴール。2位は判定の結果1組。手に汗握るすばらしい戦いでした。この戦いこそ、古川知事が高校総体の開会式で述べられた「すべてのチームがすべての試合に勝つことはできない。でも、すべての試合に全力を尽くすことはできる。」を実際に3年生はやり遂げてくれました。勝者も敗者も、そして、それを見守る観衆すべてがつくりだした第48回体育大会は、忘れることのできない大会となりました。

第10号 平成19年9月20日
 北高野球部、背番号13は、金泉中の卒業生のN君です。私は、北高の快進撃に感動しながら、N君の動きにも注目していました。彼の役割は、3塁コーチャーです。これまでは、3塁コーチャーの役割を考えたことはありませんでしたが、今回は、彼を通して北高全員野球の神髄に少しは触れることができたように思います。常に試合の流れ流れを読み取り、冷静な判断が必要なことを知りました。塁に出ている選手は、3塁コーチャーの指示を信頼してプレーをしています。B選手のランニングホームランもN君のグルグル回す手によって生まれたのです。
 50名を超える野球部全員が、それぞれに役割を担っていたことを百崎監督の話で知りました。朝日新聞の23日付の社説には、「チームの特徴は『ベンチ入りメンバー投票制度』だという。大会でユニフォームを着る選手を、部員全員で推薦しあう。野球の技術だけでなく、ベンチワークや気配り、生活態度といったものまでが評価の対象になるそうだ。」と書いてありました。毎日新聞の「佐賀北流」の中でも「全員野球」というタイトルで「環境整備の日」「テスト前の勉強会」「野球日誌」の事が書いてありました。
 出番を広げ、役割を与え、役割をやり遂げるために周りの関わりが生徒の成長にいかに大切であるかを学ばせてもらいました。
第9号 平成19年9月3日
自分たちの手でよりよい学校生活を!

市郡水泳大会の最後の種目は、男子400mリレーでした。3年生4名が出場しました。会場がその日一番盛り上がった瞬間でした。アンカー三好君の力泳で致遠館中を追いつめましたが、その組で2位に終わりました。大喜びの致遠館チームの隣で4名が整列をし、前後に一礼をしてプールを後にしました。

 キャプテンの三好君から応援のお礼と県大会への抱負が語られた後、副キャプテンの川原君が、「自分の記録には満足していないが、このチームで戦えたことに満足しています。」といいました。私は、今年の中体連の金泉中の戦いぶりを表す言葉だと思いました。このチームというのは、それぞれの部のまとまりであると同時に、金泉中のまとまりでもあると思っています。中体連という大会をそれぞれの部が戦っているのですが、金泉中全体が戦っていることでもあると思いました。

 中体連前日、初めて放送で各部に応援メッセージをおくりました。「いよいよ明日、中体連が始まります。今回、出場するほとんどの人は、中学校における部活動の総決算だと言ってもいいでしょう。どうか日頃の練習の成果を十分に発揮し、元気あふれる試合をして欲しいと思います。明日は、部によっては全員が試合に出場できるわけではありません。応援席で応援に回る人もいるでしょう。つらいことですが、それがレクレーションとは違う厳しさなのでしょう。それだけに試合に出場する人は、出場できない人たちの分も含めて、代表なのだということを肝に銘じて欲しいと思います。それぞれの部員の皆さん、明日は、全員の気持ちをひとつにしていい試合をみせてください。」

 本番では、皆さんは本当にいい試合を見せてくれました。1塁コーチャーボックスで中体連を終えたM君に代表されるように自分の思い描いた役割ではなかったかもしれないけれど、自分に与えられた役割を精一杯やり遂げた仲間の姿に、チーム金泉の成長を感じて

います。初めて柔道個人戦の決勝に挑んだF君。敗者復活戦から勝ち上がって県大会出場を決めたH君。県大会出場を決めた女子卓球チーム。優勝候補というプレッシャーの中で見事優勝を成し遂げた男子卓球チーム。そして、何より誇らしかったのは、それぞれチーム事情がある中で、どんなときもチームをまとめてきたキャプテンの働きです。本当にすごいと思いました。

 美術部は、今年も合同展に向けて頑張っています。吹奏楽部は、15日(日)の大会に向けて頑張っています。久保泉小の吉原校長先生の応援も受けています。節目節目を大事にするチーム金泉の成長を楽しみにしています。

第8号 平成19年7月5日
自分たちの手でよりよい学校生活を!

6月15日(金)に行われた生徒会総会に参加しながら、あらためて金泉中に集うたくさんの人の手によって毎日を過ごせていることを感じました。
 例えば、毎日、放送担当の2人は朝の放送、昼の放送、帰りの会の前の放送で1日の流れをつくってくれています。自分たちで話す内容を取材し、時には先生方からの依頼の放送もてきぱきとやり遂げています。何より自分たちの放送が、全校の生徒にうまく伝わっているかどうか、常に気にしているところがすごいと思っています。

 総会では新しい内容もありました。ひとつが、6月3日に行われた組織マネジメント研修(子育て合同会)の報告です。拡大推進委員3名が報告し、最後に委員としての感想(このような話し合いが行われていることは、私たちは今まで全く知りませんでした。私たちの知らないところで、地域の方が私たちをこのように応援してくださっているのは嬉しく思いました。この喜びを、全校生徒の皆さんと共有し、地域の方に感謝の気持ちを伝えたいと思います。そこで、クリーン活動等の行事の時や学校帰りに地域の方にあいさつをしていきたいと思います。皆さん一緒に頑張りましょう。)を述べてくれました。

 もうひとつが、元気度No1宣言についてです。これは、昨年、アバンセでの学校づくり発表会の時、行われたものですが、この宣言が、生徒会総会でも取り上げられました。山田会長から主旨(元気度No1宣言とは、この金泉中の生徒1人1人が他の人に負けないものを持とうという活動です。この活動は去年から行っています。皆さんに書いてもらった宣言は去年よりいいものばかりでした。皆さんご協力ありがとうございました。皆さんに書いてもらった宣言をラミネートして生徒室前に掲示しています。皆さんが書いてくれた宣言を1人1人が実行していけば学校は、とても活発になると思います。皆さん、僕たちと一緒に元気あふれる学校をつくっていきましょう。)が話されました。その後、1年から3年までのクラス代表が全校生徒の前で堂々と発表してくれました。

 総会では、フロアーからの発言に金泉中の集団としての成長も感じました。各部委員会の活動方針説明の後、クラスからの提言が今回初めてありました。学校で共に生活する仲間(3年1組)から、トイレの使い方について提言がありました。また、3年1組からは階段前に教室があってスリッパの音が気になって集中できないときがあるので気をつけて欲しいというお願いがありました。

 生徒会役員の運営の素晴らしさ、なにより総会までの時間を見つけての準備、本当にすごいと思いました。

第7号 平成19年6月20日
すごいよ みんな!

3日のフリー授業参観デーに向けて生徒の皆さんや先生方の動きはすごかったです。金泉中の職員室はご存じのようにワンフロアーになっています。ここに私が一人になったことが何度かあります。それも昼休みとか放課後に。それぞれが、それぞれの場所で目的を持って活動していたのです。逆に職員室が生徒の皆さんの練習や作業の場所になることもありました。何回も何回もやり直して自分の役割を果たそうとする姿がギリギリまで続きました。その姿に圧倒されました。
 当日の各学年の発表はやはりすごかったです。1年生の発表では、宿泊研修を新聞の形で報告書にまとめてありました。安全部の報告は、「なすことによって学ぶ」の象徴とも言える価値のあるものでした。2年生の発表では、ハウステンボスで環境を学習しようとする切り口に驚きました。発表時間5分にまとめる作業は大変だったと思いますが、どのグループの発表も意図がよく分かるすばらしいものでした。3年生の発表では、沖縄をテーマにしながら自分たちの今後の生き方を考えようとするダイナミックな内容に驚きました。人々との関わりを大切にしたインタビューと1,2年での総合の学習の連続性が印象に残りました。これも地域参加型の授業の一つだと思いました。

  H19,6,5 佐賀新聞 有明抄より

 様々な問題を抱えた人の自立を支援する救護施設は日本が終戦の痛手からようやく立ち直りかけたころ、生活保護法に基づいて各地に設置された。県内でも昭和38年、社会福祉法人天領会(井上克己理事長)が運営する「しみず園」が多久市に開園。法人設立に立ち上がったのは県内で精神病院を開業していた10人の院長たち。法人名は佐賀の名峰・天山にちなみ、旧小城炭坑付属病院を整備した施設名は、その地が“水清きところ”に由来する。当時、精神障害を持つ人たちは家庭のなかでさえも“隔離”されるような状況があったという。根強い偏見と差別。そんな現状を憂えた“10人の侍”の熱き思いが県内初の救護施設を誕生させたのである。憲法にうたわれる「基本的人権の尊重」の精神を具現化する社会のセーフティーネットとしての役割が常に求められる。今ではホームレス経験者ら経済的な理由も含めて日常生活を営むことが困難な人をも支援している。開園して40余年。今年4月、念願かなって同じ市内の山ふところに新築移転。新生「しみず園」として歩んでいるが、移転前8年間にわたって取り組んできた常識を覆す運営改革に目を見張る。入所者の食事や入浴のあり方から休暇のありようなどすべて入所者の側に立って改善を加えた。最初から「できるわけがない」という観念を払いのけ、そこで暮らしている人たちの笑顔を見るための改革のすべてが移転を機に編まれた冊子『谷川のほとり』に網羅されているが、多久市の陶人形作家倉富ひろみさんから「誰もが人間らしく生きてゆける施設はどうあるべきかが分かる改革の足跡です。」と送られてきた。あらゆる福祉施設関係者の目に触れればと思う。

○5日、保護者の真崎さんから『谷川のほとり』の本をいただきました。

第6号 平成19年6月7日
学ぶということの出発は尋ねる

沖縄修学旅行2日目の夜、部屋の見回りに行った手島先生は、4人の生徒に呼び止められた。彼らは、陸上で全国大会出場の経験のある先生に部活の取り組み方について、今の自分たちの思いを伝え、アドバイスを求めてきたという。彼らの中には、それぞれの部活で県でもトップクラスの力を備えたものもいたという。彼らは、もっと高い目標に向かって、今のチームの中で自分の力を高めていくためにはどういったことが必要なのか、先生は、中学生当時どんな思いで練習に励んでいたのか時間を忘れて尋ねまくったという。

 修学旅行実行委員もそうだった。何回も何回も先生方に尋ねていた。自分たちの決めたことをやり遂げるために、分からないことを、はっきりしていないことを尋ねることで目標達成につなげていた。こういった実行委員の働きがあって私は、旅行中、3年生のすごさに数多く接することができた。平和祈念公園での集会では、実行委員1人1人が役割を自分のものとしてやり遂げていた。最後に歌ったさとうきび畑は、いつまでも忘れることはないだろう。また、国際通りでの自由行動は、男女混合のグループ行動であったが、たくさんの誘惑を乗り切り、集合場所の沖縄県庁までグループをまとめた班長のH君のがんばりはすごかった。

21日の全校朝会では、北御門先生から早速、黄金の一週間の話があった。私としては、授業の中で先生の説明に分からないことがあれば尋ねる。家で勉強したことでどうしても解けない問題があれば尋ねる。そんな雰囲気が学校全体に自然と広がっていくことを願っている。

第5号 平成19年5月23日
第4号 平成19年月日
いま、私にできること

○[ハチドリのひとしずく](監修 辻 信一 光文社)

森が燃えていました 森の生きものたちは われ先にと 逃げていきました でもクリキンディという名のハチドリだけは いったりきたり くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは 火の上に落としていきます 動物たちが それを見て「そんなことをして いったい何になるんだ」といって笑います クリキンディは こう答えました「私は 私にできることをしているだけ」

○[あなたが世界を変える日](セバァン・カリス=スズキ著 学陽書房)

1992年6月11日ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開かれた国連の地球環境サミット。カナダ人の12歳の少女が6分間のスピーチをしました。要約すると次のような内容です。「オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう。死んだ川にどうやってサケを呼び戻すのか、あなたは知らないでしょう。絶滅した動物をどうやって生き返らせるのか、あなたは知らないでしょう。そして今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのか、あなたは知らないでしょう。どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください」
 ハチドリのひとしずくでは、辻さんは、次のようなことを書いています。「僕たちの生きている世界は深刻な問題でいっぱいです。しかし僕は、それらの重大な問題よりさらに大きな問題があるという気がします。それは『これらの問題に対して、自分にできることなんか何もない』と僕たちが、あきらめを感じていること。もしもこの無力感を吹き払うことができたら、つまり、『私にもできることがある』と思えたら、その瞬間、僕たちの問題の半分はすでに解決しているのではないでしょうか」

 金立小の入学式の日に私は、小学校まで歩きました。このコースは昨年、クリーンボランティアで2度歩いたコースです。残念なことにタバコの吸い殻、あきカンがたくさん落ちていました。車で通ると何も考えませんが、歩くとポイ捨ての現状に心が痛みます。

 そんな時「あなたが世界を変える日」を読みました。人任せの生き方をしていないか、反省させられました。今の自分に何ができるのか、自分にできることを見つけて根気強くがんばらなくてはと思っています。

今日(16日)は第1回の学年朝会の日でした。私は、遅れないように急いで3年生の学年朝会を見に行きました。各クラスの総務が前に出て話が始まっていました。その後、修学旅行の実行委員の紹介があり、実行委員長さんから修学旅行のテーマが発表されました。その内容も素晴らしかったのですが、話し手を一心に見つめる全員の顔が印象的でした。一人一人が自分の役割を果たそうと全力を出している姿がまぶしかったです。

第3号 平成19年4月17日
見えないところを見る

新入生の皆さん入学おめでとう。校舎建築もほぼ終わり、76名の皆さんを迎えることが出来て大変うれしく思っています。こういった入学の節目の日に、入学式が行われた体育館について、地域の方や建設にかかわられた多くの方々の思いにふれることも意義があると思います。そこで、平成18年3月3日に新体育館落成記念行事での挨拶文を載せることにしました。

 「待ちに待った体育館が完成しました。3年生の卒業式に間に合いました。皆さんと共に喜びたいと思います。また、これまで新体育館建設にかかわっていただいた地域の皆さん、関係者の皆さんに心から感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

 新体育館は、旧体育館と比較すると、横幅で7m、縦幅で5m広く床面積は、1.5倍あります。思う存分動き回れると思います。また、床の木材は昨年の10月の合併で佐賀市となった富士町の杉の木が使われています。樹齢55年を越え、直径が25cm、のべ300本余りの木材が使用されています。杉の木を育ててくれた人、加工してくれた人、設計図に従って床にはってくれた人、木のぬくもりと同時に人の温かさを感じます。暗幕も黒からグリーンにかわりました。随所に人に温かい、やさしい感じの体育館ができあがりました。

 振り返ってみると、昨年の7月、暑い盛りから工事が始まりました。たくさんの方々が仕事をされている様子を、私たちは継続してみることが出来ました。貴重な体験ができたと喜んでいます。今は隠れている鉄骨は、大型クレーンで1本1本組み立てられていきました。見えないところにも人の手が加わっていることを私たちは知っています。学校でも家庭でも地域社会でも、見えないところで支えてくださっている方々がおられることを、こういう機会に是非考えて欲しいと思います。

 それから、仕事をされている方とのふれあいもありました。朝、工事関係者の車の安全を担当されているおじさんは、毎朝、元気な声であいさつをされていました。それが朝の楽しみの一つでもありました。お別れのあいさつもすることなく別れてしまいました。今は、さびしい思いがしています。

 最後に、旧体育館の壁面に校歌が飾ってあります。第1回卒業の有志の方によるものです。この校歌を新体育館に引き継ぐことにしています。先輩方の思いも大事につないでいきたいと思います。これから先、校舎も体育館も金泉地区のシンボルとして大事に活用していきたいと思います。」

金泉中では、昨年より黄金の一週間という取り組みをしています。研究のまとめには次のように書いてあります。「入学(進級)時、生徒は新鮮な気持ちで、心機一転がんばろうという気持ちにあふれている。このような時期に、教師が生徒一人ひとりに合った、がんばるための手だてを講ずれば、生徒はこれを機会に大きく伸びるであろうと思われる。」実際、昨年度この期間を生かして大きく飛躍した仲間が数多くいたことを学活ノートや家庭訪問の折お聞きすることができました。今年も楽しみです。
第2号 平成19年4月11日
思いやりとは 想像力だ

 今日から1学期が始まります。金泉中は、新入生が76名、新2年生が60名、新3年生が103名、全校生徒239名でスタートします。今年度は、学校の整備もほぼ完了し、存分に活動できる環境が整いました。何より校門ができたことで学校が締まった感じがします。修了式の日、私は、みなさんの引き締まった姿に頼もしさと新年度に対する熱い思いを感じ取りました。

 美術部が、階段に絵を貼り付けています。新しい作品は、学校に落ち着きと輝きを与えてくれました。ありがとうございました。吹奏楽部は、金立町の第1回スプリングコンサートに参加しました。雨の日で楽器運びやカッパでの移動等大変だったと思います。皆さんのきびきびした動き、あいさつに地域の方は感心しておられました。山崎館長さんから「元気あふれる姿を目の当たりにしました。」と挨拶の中でふれていただきました。コンサートでは曲と曲の間で、部員それぞれが役割を持ち、参加の機会を与えてくださった事への感謝や今の目標、曲の紹介など分かりやすく話してくれました。地域の方は、にこにこして聞いておられました。

 生徒会環境部主催のクリーンボランティアが、今年も4月1日に実施されました。32名の参加がありました。今回は『いじめをなくそう』の旗を掲げ地域の方に佐賀市の取り組みをアピールしていました。久保泉下6の公民館では、金泉中のいじめ追放宣言文を山田生徒会長の音頭で唱和しました。クリーン活動に参加された地域の石丸さんは、「皆さんが、この活動を続けることでゴミも減ってきている。みなさんの活動する姿を見てゴミを捨てられないなあと思ってくれているのではないか。また、いじめについて学校の取り組みも分かって参加して良かった。」と話してくださいました。
 新年度のスタートにあたって『思いやり』について話します。4日の佐賀新聞の有明抄にこんな事が書いてありました。「毎朝、出勤すると通用口で夜勤明けの守衛さんにあいさつを交わし、カギ箱をもらって本社4階の部屋に行く。カギ箱には4階フロア各部屋のカギが10個ばかり入っている。毎日、その中から自分の部屋のカギを取り出し部屋を開けるわけだが、ある日、気がついた。カギ箱を手にすると論説委員会のカギがすぐ分かるようにえり分けられている。『たまたまそうか』と思っていたが、以来、毎日そうだから、これは守衛さんの心配り、思いやりなのだ。『いくつもの同じようなカギの中から探し出すのは手間で面倒だろう。すぐ分かるようにしておこう』思いやりとは想像力だ。想像力は人の心を豊かにしてくれるが、昨今、あまりにも想像力がなくて人を悲しませたり、追いつめたりすることが多すぎはしないか。愛知県の新採職員の入庁式で、障害のある人たちについて神田知事が『弱い遺伝子、悪い遺伝子を持った人』と訓示したそうだが、自分がその立場にあればとても考えられない発言だ。(中略)思いやりとは、相手の思いを推し量ることのできる想像力なのだ。」 今年度、職員室の机の位置が一部変わっいます。実はこれも先生方のみんなに対する思いやりの一つです。

第1号 平成19年4月6日